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2019年2月 3日 (日)

今年の恵方

今日は節分。日本では、商魂たくましい連中によって、節分の日に恵方巻を食べるという風習が広まりつつある。
恵方というのは、陰陽道(おんようどう)において、その年の歳徳神(としとくじん)のいる方角らしい。その方角は吉とされ…うん。ここまではなんと理解できる。だが、その続きがおかしい。
この日、寿司の太巻きを無言で食べると福が訪れる…だと?
何を言っているのだ。話が飛躍しすぎだ。まったくもって理解不能である。

まあいい。で、今年の恵方はどっちなんだ。
調べたところ、今年の恵方は東北東よりちょい東(※1)らしい。このアバウトな表現もおかしい。正確には75°である。
さっそく、75°の方角に向かって寿司を…て、どっちだよ。
スマホの恵方巻きアプリで確認すればいいだろうという人が多いが、いや、いや、いや、いや…。そのアプリは偏角に対応していますか? って話だ。

磁石のN極が示す方向が北だと思い込んでいる人が多いが、それは違う。磁北と真北(しんぽく)には大きなズレがある。これを偏角という。
偏角は場所によって異なり、場所によって方角を補正しなければならない。その場所の偏角は国土地理院の地図を見て確認するといい。

スマホのアプリはどうなっているのか。そのアプリがGPS機能をOFFにしても動作するなら、そのアプリは偏角を無視していると思われる。残念だったな。

あなたの恵方はズレている。

そんなわけで、正しい恵方を求める回路を作ることにする。はやぶさ君のプログラムを修正すればすぐにできるだろう。
親機のスイッチを押して起動すると恵方モードに入り、はやぶさ2の方角ではなく、その日の恵方を指すようようにした。
はやぶさ君に搭載されている地磁気センサは、磁北からのズレを検出するセンサだ。よってはやぶさ君も、その場所の偏角で補正している。
注意したいのは、角度の7°30'というのは7.30ではないということだ。角度は60進数なので、7°30'は、7.0+30/60=7.5°である。

というわけで、3分ほどで完成した。はやぶさ君に10行ほど追加すればおしまい。
今夜の我が家は、謎の電子回路を囲んで無言の夕食である。

※1. 恵方は中国古来の24分割の方角で表される。それを16分割で表そうとした結果である。

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