« 沼目白瓜 | トップページ | ペルセウス座流星群2015 »

2015年8月14日 (金)

農林100号

うちでさっぱり調子が上がらないNobilis。同じ畑に植えたのに、Nobilisの列だけがクロロシスが出ている。
Nobilisはおそらく日本においての流通名である。米国ではT-100。
味はいいが、収量などはイマイチで、育種された米国ではテスト品種のまま。交配母本として存在するだけで、品種名さえ与えられていない。
日本において、育種が盛んな植物といえば、果樹だとカンキツ、草本だと主食のコメだろうか。

農林100号と呼ばれるコメの品種がある。誰もが名前を知っているコシヒカリだ。
コシヒカリは倒伏しやすく、以前は栽培しにくい品種だった。
同じ味で栽培しやすいキヌヒカリという品種が作られたが、キヌヒカリという名前では高い値段で売れない。そのためコメ農家は、しかたなくコシヒカリを栽培することになる。

育てやすいコシヒカリが欲しい。
キヌヒカリで懲りたわけではないが、育種する側も学習したようだ。
新品種に新しい名前を付けるのではなく、コシヒカリ系統○○と名付けるのである。これなら新品種はコシヒカリとして出荷できる。
こうしてコシヒカリは、より背が低く、より病気に強い品種として改良された。
現代のコシヒカリはとても栽培しやすい。今では畑に植えても収穫できるほどである。
キヌヒカリも同じ作戦をとっていたら、今頃、日本中で食べられていたはずだ。
※キヌヒカリも現在は、キヌヒカリ系統○○である。

興味がある人には、こんなページがある。
地図の上にマウスカーソルを置けば、栽培されているコメの品種がわかるし、コメの品種にマウスカーソルを置けば、その品種を栽培している都道府県がわかる。
コシヒカリにマウスを重ねると、その怪物ぶりがよくわかる。

コシヒカリは栽培面積もすごいが、2位以下の品種の育種にも絡んでいる。
ブルーベリーならTifblue(RE)や、Stanley(NH)に相当する。日本のカンキツでいうと清見あたりだろうか。

« 沼目白瓜 | トップページ | ペルセウス座流星群2015 »

園芸」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/24707/61286933

この記事へのトラックバック一覧です: 農林100号:

« 沼目白瓜 | トップページ | ペルセウス座流星群2015 »

最近のトラックバック