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2015年7月27日 (月)

iK-2

2015年の3月、第85回ジュネーブ国際モーターショーで、SUZUKIがコンパクトカーを発表した。名前はiK-2というが、そんな話とはまったく関係がない。

その頃、私は水田を畑化していたのである。
周囲は水田だから、夏場は湿地となる。夏に育てられる作物には制限がある。エダマメ、サトイモ、高畝だったらトウモロコシやナスが適している。
いっそ湿地に強い山菜を植えて放置するのはどうだろう。

クサソテツや、ミョウガ、フキなどを試してみたい。クサソテツは悪くない。夏草との勝負は分が悪いが、よく育つ。
ミョウガはダメだった。湿った土地は好むが、湿地は嫌いらしい。そういわれてみれば、ミョウガは川辺に生えていないな。
フキはなかなか健闘している。夏草には負けるが、敷き草をすれば雑草も抑えられる。

ところで、フキもミョウガも野菜としても流通している植物である。まともな品種はないのか、調べてみた。
すると、ミョウガの登録品種はなかったが、フキの品種がいくつかあるようだ。

  • 秋田 = こまち笠
  • 山形 = 春音
  • 群馬 = 春いぶき
  • 愛知 = 愛経2号
  • 大阪 = 大阪農技育成1号
  • 岡山 = 岡山農試B1号
  • 徳島 = あわ春香

こまち笠、春音、あわ春香は、フキノトウ専用品種なので用はない。
春いぶきは、群馬県育種である。韻を踏んだ素晴らしい品種名である。だが、ここはブルーベリーのナントカ星を世に送り出した経歴を持つ。品質は推して知るべしである。
大阪の品種は、名前が流通には向かない。そこで「のびすぎでんねん」という愛称が付いている。さすがは大阪である。
名付け親は横山ノックだと聞いているが、それホンマでっか?

フキの品種は多くない。だから個人で育種しても、そこそこのものはできそうな気がしている。
ただしフキは雌雄異株で、有名品種には種子ができない3倍体が多い。交配するのは一筋縄ではいかない。
興味がある人は参考文献を参照されたい。

3倍体の作物では、メリクロンの変異を育種に使うことが多い。フキ以外だとサトイモでよく使われる手法だ。
この方法は命にかかわるような劇薬、あるいは放射線を使うため、個人ではちょっと手を出しにくい。やっている人はいるし、また処理を代行してくれる業者も存在する。

話がそれるが、韓国では春蘭のメリクロンが広く行なわれている。薬品による育種も一般的で、そういった品種が日本にも出回りつつある。
蘭園を回って、そういう品種を卸していく業者も存在するし、ヤフオクでも、たくさんの苗が販売されている。
そういう苗は古いバルブが付いていないし、培地で育ったから、まっすぐな美しい根が付いている。隠してもすぐにわかる。

話を元に戻そう。最新品種を育てるのであれば、愛知と大阪のいずれかの品種ということになる。
じつに長い前フリであった。
愛経2号、略してIK2である。それから、のびすぎでんねんも良い。
ここで問題となるのは、どうすればその品種を手に入れられかという話である。

愛知県のフキ農家さんに聞けば、何かかわかるかもしれない。

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コメント

2品種を用意しておきますね。

ありがとうございます。
さっそくフキ畑を空けておきます。

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