ウチョウラン展
近所のえびね園で、ウチョウランの展示が始まった。正確に言うと、始まっていた。
例年、ウチョウランの展示は6月10日からだったが、今年はとんでもなく早い展示となったようだ。すっかり油断していた。
これは展示が始まって数日後の写真である。
ウチョウランは20cm程度の小さな野生ランである。エビネ同様、交配によって派手な花が見られるようになった。
ランなので土にタネをまいて育てることはできない。だがダンボールを土代わりに栽培する方法が開発されてからは、アマチュアでも交配する人が増えているそうだ。
ここのウチョウランは1鉢2,000円である。ほんの5cmほどの鉢だから、なかなかの値段である。これが最終日には、15鉢3,000円になる。
なんだその暴落っぷりは…と思う人もいるかもしれない。
1鉢には数本の株が生えている。その中に、一つでも素晴らしい個体があれば、2,000円でも安い。そういう価格設定なのだ。最終日に売れ残った花は、マニアの目に留まらなかった花ばかりだし、花が終わっているかもしれない。だから15鉢3,000円でも妥当…というわけだ。
マニアは毎日、朝一番にやって来て、その日咲いたばかりの花の中から、気に入った個体を探すそうだ。私のように、昼過ぎに起きて買いに行くのは初心者である。
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