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2014年10月 9日 (木)

ロブソンはラビソン

ブルーベリーの苗で有名な、大関ナーセリーは、新品種紹介という形で、育成中の品種を早めに公開している。
その中に、ブルーベリーのRobesonという品種がある。
見た目はラビットアイ系品種に見えるのだが、カタログではハイブッシュ系となっている。

Robesonは、US226(4x)×Primier(RE=6x)の交配種である。
4x×6x÷2ということで、Beckyblue(RE)、PearlRiver(SH)、Sierra(NH)、Myoga(^^;)などと同じ5倍体品種である。
ヒガンバナのタネができないように、奇数の倍数性品種は稔性が低い。カンキツ類のように、その方が都合がいい果樹もあるが、タネがないと実が落ちてしまうブルーベリーでは、困ったことになる。

素晴らしい形質を持つのであれば、育種母本として利用し、戻し交配をすることが多い。PinkLemonade(RE)や、Sierra(NH)などがそうだ。
PinkLemonadeの親となったNJ89-158-1(3x)は赤実の品種だが、タネなしスイカと同じ3倍体である。このままでは実用性が低いため、Deliteと交配をして、PinkLemonadeとなった。
そういえばDeliteもかなり赤実である。色付く直前は、PinkLemonadeと見まごうほど美しいピンク色に染まる。
一方のSierra(NH)は、複雑な交配が繰り返されている。戻し交配を試みたが、結局また5倍体に戻ってしまったように見える。

大関ナーセリーでは、Legacy(SH)をノーザンハイブッシュとして扱っている。
Robesonのようなハイブリッド品種を、カタログのどのページに載せるかは、業者の自由ということなのかもしれないが、私としてはラビットアイ系品種である。

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