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2014年6月11日 (水)

やさしい病気

痛風はとてもやさしい病気である。
血糖値が高いままずっと過ごしていると、眼底出血で失明したり、足の壊死を起こしたり、透析する羽目になる。
高脂血症でも脳溢血になったりするから、前触れなく一撃必殺であったり、場合によっては再起不能になる。

それに対して、痛風はひどい痛みがあるものの、再起不能になるわけではない。
痛みがなく、高い尿酸値をずっと続けていたら、おそらく心筋梗塞などで倒れてしまうのではないだろうか。
その前にひどい痛みを与えて反省を促してくれるのだ。その激痛でさえも、どこかが傷付くわけでもない。
以前私は、交通事故で足の指を切断しかけたことがある。靴と靴下を脱いだら足の指がぶら下がったのだ。
手術で指をくっつけてもらったが、あれは人生で一番痛かった。
ところが痛風の発作も同じくらい痛い。朝起きたら、同じ場所が同じくらい痛いのだ。
指を見るまで、指が取れかけているのかと思ったくらいである。しかし切れてもいなけりゃ、血も出ていない。まったく納得が行かない。それで病院に行った次第である。

幸い、私を診察した医者は、痛風のエキスパートであった。痛風の専門医ではない。患者的な意味である。

痛風についての説明は特になかった。血液検査もなく、ひと目で診断が下された。
私が事故で切断したことがあると力説したので、一応、レントゲン写真も撮ってくれたのだが、指の骨はどこを切断したのかわからないくらい、きれいにくっついていた。

痛風のエキスパートの説明はわかりやすかった。
エキスパートは両足の靴下を脱いで、自分の足の親指を見せてくれたのである。

「こっちが普通の関節、こっちが痛風の再発を繰り返している関節。色も形も違うでしょ。」

百聞は一見にしかずである。これが痛風か。そしてこれが、ぜんぜん懲りない痛風患者の姿なのか。
私は心を入れ替えて、ビールが再び飲める体を取り返したいと思っている。

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