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2012年4月11日 (水)

プリモケーンBB

今日は朝から雨だと聞いていたので、徹夜で仕事を済ませて、午前中は寝ていた。
昼過ぎに目が覚めたものの、土いじりもできない。
母に頼まれて、バラの接ぎ木を数本したが、暇なのでブラックベリーについて調べてみた。

ブラックベリーとラズベリーはよく似た果物だ。
ラズベリーには二期なり品種が多いが、ブラックベリーではほとんど聞かない。これはどういうことだろう。
英語の文献を調べてみると、二期なりという言葉はほとんど使われておらず、代わりにprimocane raspberryと呼ぶようだ。
プリモケーン(promocane)というのは、今年伸びた枝のことだ。
普通、ラズベリーは昨年伸びた枝(フロリケーン=floricane)に着果するのだが、当年枝に着果すれば、翌年も着果するから二期なりとなる。

ブラックベリーには二期なりの品種がほとんどなかったが、最近になってようやく、二期なりブラックベリー、すなわちprimocane blackberryが発表された。

  • Prime-Ark45(2009)
  • Prime-Jan(2004)
  • Prime-Jim(2004)
  • Reuben(2009)

育種はすべてアーカンソー大学によるもの。Prime-Arkという名前の由来にもなっている。
他にも、APF-27,40,41,42,46,77が栽培テスト中で、AFP-41は品種登録を待っている状態だ。
ピンときた方もいるだろうが、APF-45がPrime-Ark45と命名された。もう品種名を考えるのが面倒になっているのかもしれない。
ちなみに、APF-8がPrime-Jan、APF-12がPrime-Jimと命名されている。Prime-は、おそらくprimocaneを意味しているのだろう。
Reubenは英国で選抜された品種だが、種子の提供元はアーカンソー大学だし、そもそもReubenというのは、アーカンソー大学でブラックベリーの育種をしているクラーク博士のミドルネームだ。

残念なことに、これらはすべて私の嫌いなトゲあり品種。
テスト中の品種も含めて、今のところ、トゲなし品種は存在しないようだ。
資料にも、こう記載されていた。

all thorny erect, primocane-fruiting
(すべてトゲあり直立性、二期なり品種)

トゲなしと二期なりの性質は共に劣性遺伝だ。
だからトゲなしの二期なり品種を作り出すためには、少なくとも2世代の交配を繰り返す必要があるし、F2に出現する確率は1/16ということになる。

ブラックベリーだけに、ソースは省略させてもらう。

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コメント

そういえば2期生りは無かったですね。我が家のブラックベリーは同一株ですが棘があったりなかったりです。まったくないと言うわけではありませんので取り扱いは大変ですね。
2期生りではありませんがだらだら収穫期間は長いので良しとしています。ラズベリーも含め、種が小さいまたは種無しは無いでしょうか?

タネが小さい品種はたくさんありますが、そのほとんどがパテントがかかった品種です。それでもブラックベリーはタネが大きいようで、ソースを作るときは、タネを取り除くことが多いようです。
タネのない実用的な品種はありません。せいぜい育種に使えるかもしれないという程度です。

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